割安株(バリュー株)とは

割安株とはのメイン画像 割安株・バリュー株

割安株とは、企業の利益や保有資産の割に、株価が安い株式のことを指します。つまり、本来はもっと高くてもいいはずの株価が安く”お買い得”な状態にあるということです。割安株は英語の「価値」という意味を取って、バリュー株ともいわれます。

株にあまり興味を持っていない方も、たとえばスーパーで「お買い得」の商品を思わず買ってしまった、という経験はないでしょうか?割安株は株をしたことのない人や、初心者の方でも始めやすい株です。

このページでは、割安株のどういうところが魅力なのか、どうやって割安株を探せばいいのかなどをそれぞれ3つのポイントに沿ってご紹介します。

また、好業績でお買い得な銘柄の一覧や具体的な投資方法もご紹介しますので、投資に慣れているという方も必見です。ぜひ明日からの投資に役立ててください。

初心者でも実践しやすい!割安株の魅力

割安株は非常に初心者向けの株です。”お買い得”だということが大きな要因ですが、他にも初心者に割安株をおすすめする理由があります。代表的な魅力は、以下の3点です。

  1. 初期費用が安い

    あまり資金がないという人も大丈夫!割安株は、他の株より費用が抑えやすいという大きなメリットがあります。

    「今後の成長が期待できないから安い」とも言われますが、後でご説明する”3つの指標”から判断すると、場合によっては大きなリターンを得ることもできます。

  2. リスクが低い

    もちろんリスクはゼロではありません。しかし、費用が安く抑えられるため、大きな含み損を抱えるリスクも低くすることができます。

    株を売るときに、「もしかしたらもっと上がるかも」と売りどきを間違えてしまったときも、安心です。

  3. じっくり取り組める

    一度買ってしまえば値上がりするまで放置で構いません。売るまでの期間が長いことが多いからです。

    1日中パソコンやスマホに張りつく必要なし!仕事や家事で忙しいという人も始めやすいですね。

バリュー株(割安株)と比較される「グロース株(成長株)」とは?
割安株(バリュー株)とよく比較されるのが、グロース株(成長株)といわれる株です。グロース株とは、企業の売り上げや利益の成長率が高く、株価の上昇が期待できる株式を指します。つまり「投資家が会社の大きな成長を期待して購入する」株といえます。

割安株を見つけるときの、大切な3つの指標とは?

割安株を見つけるときの3つの指標

賢く割安株を買うために必要な”3つの指標”があります。いくら低リスク・低コストだからといっても、むやみに低価格の株を買いあさるのは上手な投資ではありません。買い物でも、安いからといって無駄なものまで買うのはもったいないですよね。

PBR(株価収益率)

PBRとは、1株あたり純資産の何倍の値段が付けられているかを示す値です。

純資産とは?
会社が倒産したときに、株主に分配するお金など。会社が元々持っているもの。

PBRの計算式

PBR=株価÷1株あたりの純資産

値が低ければ低いほど”割安”な株です。一般的には、1.5倍以下から割安 といわれます。1倍以下だと”超割安”ですが、数値だけにとらわれず経営状況などを合わせて確認するようにしましょう。

PER(株価純資産倍率)

PERとは、1株あたりの利益から株価の割安性を判断する値です。

PERの計算式

PER=株価÷1株あたりの利益

1株あたりの利益(EPS)とは?
1年間の純利益÷発行済株式数

こちらも、PBRと同様に値が低ければ低いほど割安な株です。日本の上場企業の場合、15倍程度を基準にして、15倍より低ければ割安、高ければ割高と判断します。

スクリーニング

適切な数値が分かっても、どう探せばいいの?と探し方がわからない人が多いのでは。
そんなときに役立つのが、スクリーニングという機能です。スクリーニングとは、条件を設定して銘柄を絞り出すことです。

これらの3つの指標を使った、割安株の詳しい計算方法や活用法は割安株の見つけ方とスクリーニングをご覧ください。

スクリーニングをすることで、自分が求めている割安株を簡単に探すことができます。スクリーニング機能はYahoo!ファイナンスのHPを閲覧するか、各証券会社の口座開設をする(無料)ことで使用できます。

みんなの株式(みんかぶ)

みんなの株式公式サイト

こちらの「みんなの株式」というサイトでは、手数料の安さや取引している株の多さなど、それぞれの証券会社の良いところが分かりやすく比較されています。

みんなの株式へ

好業績でお買い得な割安株・銘柄ランキング

上記の指標を使うと、どのような銘柄が選ばれるのでしょうか。参考に、最低投資金額の低い順に並んだ、低PBR・低PERの表をご覧ください。(2017年6月25日発表のもの)

参考サイト:kabutan

コード 銘柄 市場 最低投資金額 予想PER 実績PBR
1853 森組 東2 18300 6.0 0.75
2055 日和産 東2 23800 9.2 0.27
3238 セントラル総 東2 26300 5.1 0.44

数字だけを見ても、「どうせ自分には見つけられない」と弱気に感じてしまう人がいるかもしれません。どうすれば、このような良い割安株を手に入れ、大きな利益を手に入れられるのでしょうか。そのために役立つ手法が「バリュー株投資法」です。

少額な資金でもお買い得な銘柄を狙う「バリュー株投資法」

バリュー株投資法とは

バリュー株投資法とは

割安株を狙って買い、割安感がなくなったときに売る投資方法のことを、「バリュー株投資法」といいます。分かりやすく言うと、企業の価値(バリュー)に対して割安な株を選んで、利益を出せるときに売るということです。

割安株を狙うバリュー投資について、詳しく知りたい方はコチラの記事も是非参考にして下さい。

バリュー投資とは

2018.06.20

バリュー株投資の方法

著名なバリュー株投資家に、ウォーレン・バフェットという人物がいます。「価値に対して割安な価格で買う」ということを60年続け、大きな成果を残しました。今もバリュー株投資を始めようとしたときにまず知る名前といっても過言ではないでしょう。

さて、では先述した”3つの指標”を軸に、バリュー株投資の方法をご紹介します。手順は以下のとおりです。

バリュー株投資の方法

購入、と単純に言われても、どこが割安かを見極めるタイミングが難しいですよね。実は、バリュー株投資には購入に最適なタイミングが2つあります。

  • 景気が悪くなって、相場が暴落したとき
  • 会社の特殊な事情で株価が下がったとき

「景気が悪い」「相場が暴落」と聞くと、なんだか嫌なイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、割安株の購入にはこのタイミングが最適なのです。

最近だと”リーマンショック”に聞き覚えのある方もいらっしゃるのではないでしょうか。実はあのリーマンショックのときに割安株を購入し、大きな成果を上げた投資家もいます。

繰り返しになりますが、バリュー株投資は単純に「安い!」だけで購入してはいけません。詳しい手法はこちらをご覧ください。

バリュー投資に役立つ!おすすめのブログ・参考本

おすすめブログ

「株ブログ村」

株ブログ村

投資関連の情報サイトとして、「株ブログ村」というサイトがあります。このサイトでは、個人投資家として活躍している人たちのブログを紹介しています。
今回ご紹介した割安株も、掘り下げると投資の仕方はさまざま。ぜひこのサイトを参考にして、自分に合いそうな投資スタイルを探してみてください。

株ブログ村 割安株人気ランキングへ

おすすめ本

割安株(バリュー株)は現在も多くの投資家によって実践されており、数多くの関連書籍が存在しています。今回はそのなかでも、特に代表的な2冊をご紹介します。

『賢明なる投資家: 割安株の見つけ方とバリュー投資を成功させる方法』

賢明なる投資家

先述したバフェットの師、ベンジャミン・グレアムの記した翻訳本です。多くの個人投資家たちに愛読されている、投資理論書のバイブルとなっています。
ベンジャミン グレアム (著), 土光 篤洋 (著), Benjamin Graham (著)

『バリュー投資入門: バフェットを超える割安株選びの極意』

バリュー投資入門

バリュー投資の基本的な考え方や、著名投資家の新しい投資手法など、充実した内容の書かれている1冊です。賢明なる投資家と合わせて読むことで、理解が深まりやすいでしょう。
ブルース グリーンウォルド (著), ポール ソンキン (著), ジャッド カーン (著), マイケル ヴァンビーマ (著), Bruce Greenwald (原著), Paul Sonkin (原著), Judd Kahn (原著)他

まとめ

始めにお伝えしたように、割安株とは、企業の利益や保有資産の割に、株価が安い株式のことを指します。つまり、本来はもっと高くてもいいはずの株価が安く”お買い得”な状態にあるということです。

割安株とは?という疑問についてご紹介したことをまとめました。

  • 割安株は低コスト・低リスク。じっくり取り組めるから初心者向け。
  • 割安株を見つける3つの指標は、PBR・PER・スクリーニング。
  • 割安株を狙う投資方法は、バリュー株投資法という。
  • PBRは1.5倍以下、PERは15倍以下を選ぶ。
  • 目標の金額までじっくり待つ。

繰り返しにはなりますが、数値はあくまで目安に過ぎません。ご紹介をした他にも、財務情報を見て、企業が株主からのお金を効率的に使えているか(ROE)といったことなども見ながら購入するようにしてください。皆さんのより良いバリュー株投資を応援しています。