グロース株(成長株)とは?

成長株(グロース株)とはのTOP画像 割安株・バリュー株

売上や利益といった会社の成長率が高く、将来的に株価の上昇が期待できる「グロース株(成長株)」ですが、「バリュー株(割安株)」と比べて決め手となる指標が少なく、購入の目安が難しいという方も多いのではないでしょうか?

ここでは、グロース投資とは?バリュー投資との違いは?といった基本的な部分から、どんなメリット・デメリットを持ち合わせているのかをご説明します。

また、売上高・純利益伸び率といった成長性を見る指標、自己資本比率をはじめとする安定性を見る指標など、グロース株を見つける際に役立つ指標もご紹介しているので、ぜひ実践にお役立てください。

2019年も大きく株価を伸ばす成長株が現れるはずなので、しっかりモノにするためにも今から準備を進めておきましょう。

グロース株とは?優れた成長性を持つ株

グロース株(成長株)」とは、企業の売上や利益の成長率が高く、それによって株価の上昇が期待できる銘柄のことです。また、そのグロース株へ投資することを「グロース投資」と呼びます。

増収増益を続けていたり、これから普及するであろう革新的なサービスを手掛けている企業が多く、場合によっては数年でテンバガーを達成することもあるため、多くの投資家から人気を集める投資法です。

バリュー株(割安株)との違い

グロース株(成長株)とよく比較されるのが「バリュー株(割安株)」です。

バリュー株とは、本来の価値よりも安い株価で放置されている銘柄のことを指し、この放置されている銘柄に投資することを「バリュー投資」と呼びます。
バリュー投資は、株価が本来の価値へ戻るまでの値幅を利益とし、PERやPBRといった指標を参考に、今の株価がお得な状態か判断する投資法です。

この2つの投資法の違いを簡単に言うと、
グロース投資は、企業の成長性に重点をおいて投資するのに対し、
バリュー投資は、株価の割安性に重点をおいて投資するといった違いがあります。

どちらの方が優れているということはなく、どちらにもメリット・デメリットがあるため、自分が投資する目的や生活スタイルにあった投資法を選ぶのが良いでしょう。
バリュー投資について詳しくは「バリュー投資とは」をご覧ください。

グロース投資のメリットとデメリット

グロース投資は、大きな利益が期待できる反面、利益を得るまでに時間がかかってしまうというデメリットも持ち合わせています。グロース株の魅力を知ると共に、気をつけるべき点も把握することで、無理ない堅実な投資を目指しましょう。

グロース投資のメリット

大きな利益が期待できる

グロース投資のメリットと言えば、何といっても「大きな利益が期待できる」ことでしょう。

例えば、AIやIoT技術活用のビックデータ解析に強みを持つ「ALBERT(3906)」は、約1年で株価が10倍にも膨れ上がったグロース株の代表銘柄です。

ALBERTチャート画像

人工知能関連株の人気化やトヨタ自動車との資本・業務提携がキッカケとなり、1000円台を推移していた株価は約1年で高値16,730円を付け、見事テンバガーを達成しました。
仮にこの時、株価1,500円で100株購入していたとしたら、150万円以上もの利益が得られたことになります。

このように、将来的に人気化・成長が期待できる銘柄に予め投資することで、大きな利益が期待できるのがグロース株の特徴です。

小さな値動きに影響されない

グロース投資は、企業の成長とともに株価の上昇が見込めるため、いわゆる長期投資にあたります。
長期投資のメリットとして「小さな値動きに影響されない」ため、常に株価を気にしなければならないということはありません。

日々の価格変動を利益とするデイトレードとは対象的に、長期間保有して1度の取引で大きな利益を得ることを目的としているため、1日単位の変動で一喜一憂する必要はありません。サラリーマンをはじめとする、日中に取引時間があまり作れない方にもオススメできる投資法と言えます。

グロース投資のデメリット

利益を得るまでに長い期間が必要

先ほどご説明したように、グロース投資は長期投資にあたります。

1回の取引での利益が大きいというメリットがある反面、利益を得るまでの期間が長くなってしまうというデメリットも持ち合わせています。

基本的に、取引1回毎の利益・損失額は保有日数に比例すると言っても過言ではありません。
もし、短期間で利益を出したいと言う方は、デイトレードやスイングトレードなどの短期投資を行うことで、小さな利益を短期間で得ることができます。

期待を下回ると大きく下落する可能性

グロース株は、投資家からの期待が大きい分、逆に期待を下回ってしまったときの下落が大きくなってしまいます。
また、基本的に割安性ではなく会社の成長性を重要視するため、成長はしたもののすでに材料は織り込み済みで、実は天井圏で購入してしまっていたという失敗も考えられます。

これらの理由から、グロース投資は大きな下落のリスクが伴うため、損切りを確実に行える技量が必要になります。仮に予想が外れてしまった場合でも塩漬けせず、しっかり損失を最小限に抑えましょう。

次は、思わぬ下落のリスクを削減するためにも、成長性だけでなく安定性も意識したスクリーニング条件をご紹介します。

【成長株の見つけ方】グロース投資にオススメのスクリーニング条件

一口に成長が期待できる株といっても、1つの指標だけを過信して銘柄を選定してしまうと、思わぬ失敗を招く恐れがあります。ここでは、成長面だけでなく安定性を確保するためにも、スクリーニングで重視すべきポイントをご紹介します。

【成長株の見つけ方】利益の大きさに影響する指標

売上高伸び率・純利益伸び率

グロース株を見つけるにあたって重要な項目が「売上高伸び率」と「純利益伸び率」です。
商品・サービスの売上はもちろんのこと、仕入れ値などを差し引いて最終的に会社へ入る純利益もきちんと上昇しているかを確認しましょう。

売上高の成長が止まると、会社自体の成長も頭打ちになってしまい、純利益と株価の変化は長期的に連動すると言われているため、長期投資にとって重要な指標となります。

目安としては、どちらも10%以上の成長が見られる会社が良いでしょう。

時価総額

時価総額とは、「株価×発行済株式数」で求められる指標で、いわゆる会社の値段です。
発行している株式数が多いほど、多くの投資家が購入(売却)しなければ株価が動かないため、値上がり益を得ることが難しくなります。

グロース投資の特徴でもある”大きな利益”というメリットを潰してしまわないよう、時価総額の目安としては300億円以下が良いでしょう。

【成長株の見つけ方】安定性の確保に影響する指標

自己資本比率

株主から集めた資金で、返済義務のない資産を「自己資本」、
銀行などからの借入金や社債など、返済義務がある資産を「他人資本」と呼び、
会社の資産のうち、自己資本がどれくらい占めているかを表す指標が「自己資本比率」です。

自己資本が占める割合が多いほど安定した経営がしやすく、業績悪化に対する抵抗力が強いと判断でき、長期投資において重要な会社の安定性を測ることができます
一般的に20%以上で普通、70%以上で理想企業であるため、目安としては最低20%は確保しておきたいところです。

ROE

ROEとは、自己資本を使ってどれだけ利益をあげられているかを測る指標です。
株主視点で言うと、自分の出資した資金がどれくらい効率良く使われているか=投資効率を判断することができます。

目安としては10~20%で優良企業と言われているため、投資対象としては8%以上が好ましいでしょう。

2019年、成長が期待できるグロース株を掴むには?

ここまで、グロース投資とは?成長株はどうやって探すのか?をご紹介してきました。

しかし、売上高伸び率や純利益伸び率など一定の目安はあるものの、最終的には企業の”成長性”を見極めなければいけないため、バリュー投資と比べて購入の決め手が難しいと感じた方も多いのではないでしょうか?

そこで、オススメする手段が「投資顧問」です。
投資のプロが選定する銘柄に投資することで、スクリーニングの時間を短縮することができ、銘柄相談ではプロの見解を学び、自分の投資スタイルに活かすことができます。

株経験者の方にとっては投資の時短になり、株初心者の方にとっては勉強にもなるサービスなので、試してみて損はないでしょう。