本日の日経平均は大幅反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1497銘柄、値下がり銘柄数は288銘柄、変わらずは49銘柄となりました。
2023年5月9日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
2023年5月9日の上がった株・下がった株
上がった株【3457】And Doホールディングス
（2023/05/09：株価前日比+7.38％上昇）
大幅続伸し年初来高値を更新。8日大引け後、株主優待制度の再開を発表。毎年6月末日時点で同社株式5単元(500株)以上を保有する株主が対象。保有株式数に応じてポイントを進呈、特設ウェブサイト「And Do ホールディングス・プレミアム優待倶楽部」で食品・電化製品・ギフトなど5000種類以上の商品から選び交換できる。保有株数と保有期間に応じて3000から4万4000ポイントが進呈される。
上がった株【4547】キッセイ薬品工業
（2023/05/09：株価前日比+6.44％上昇）
大幅に反発し年初来高値を更新。8日の大引け後に23年3月期決算を発表。営業損益は11億2900万円の赤字(前年実績14億0200万円の赤字)に赤字幅を縮小して着地。併せて発表した24年3月期について、営業利益を42億円の黒字に浮上する見通しと発表した。年間配当についても前期比2円増の82円へ増配する方針。医薬品事業では引き続きベオーバ、タブネオス及びカログラなどの育成を図るほか、経口血小板破壊抑制薬「タバリス」の市場導入に加え、技術料売上が増加する。また売上原価率、販売費及び一般管理費が低減する見込み。
下がった株【3690】イルグルム
（2023/05/09：株価前日比-11.02％下落）
急反落。8日大引け後に23年9月期第2四半期(22年10月-23年3月)決算を発表。営業利益は2億1000万円(前年同期比19.3%増)で着地した。一方、通期同業績予想について従来の4億円から2億8000万円～3億3000万円(前期比28.7～16.0%減)へと減額修正した。昨今の3rd Party Cookieの規制により大手媒体の寡占化が進むなどメディア環境の変化に伴い、マーケティングプラットフォーム事業の主力サービスである「アドエビス」の新規獲得が想定を下回る推移となったことが要因。期末一括配当についても従来計画の7円80銭から7円40銭へ減額修正している。
下がった株【6440】JUKI
（2023/05/09：株価前日比-7.60％下落）
急反落。本日午後1時、23年12月期第1四半期(1-3月)決算を発表。売上高は219億5900万円(前年同期比19.3%減)、営業損益は11億9000万円の赤字(前年同期実績7億6400万円の黒字)に転落、減収減益で着地した。縫製機器＆システム事業で、工業用ミシンが中国・アジアにおける経済復興やグローバルな産地移転のニーズを十分に捉えられなかったことや、南アジアなどの新興国の外貨不足などが影響した。通期は増収増益を見通しているものの、大幅な赤字転落が懸念材料となっているもよう。
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