本日の日経平均は米国株高と円安を受けて6日続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は956銘柄、値下がり銘柄数は808銘柄、変わらずは71銘柄となりました。
2023年5月18日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年5月18日の上がった株・下がった株
上がった株【4374】ROBOT PAYMENT
（2023/05/18：株価前日比+10.12％上昇）
急反発し年初来高値を更新。17日の大引け後、【4011】ヘッドウォータースと連携し、スマートシティやスマートストア向け認証基盤プラットフォームに「決済+α」のソリューション提供を行うことを発表。ヘッドウォータースが開発した認証基盤システムでユニークIDを付与し、同社提供のクレジットカード決済システムを連携させることで、エッジAIやIoT、スマートデバイスを駆使したマルチプラットフォーム上での決済サービスの提供が可能となる。イメージとしては、スマートシティを推進する⾃治体に対して住⺠IDに紐づけた決済機能の導⼊⽀援や、リテール店舗向けに会員IDや認証IDに紐づけたスマート決済システムの提供などを想定している。
上がった株【6758】ソニーグループ
（2023/05/18：株価前日比+6.40％上昇）
大幅続伸し年初来高値を更新。17日の大引け後、発行済株式総数の2.03%にあたる2500万株、金額で2000億円を上限とした自己株式の取得枠設定を発表。資本効率の向上と経営環境に応じた資本政策遂行の一環としている。取得期間は5月18日から24年5月17日まで。また本日の23年度の経営方針説明会では、金融子会社のソニーフィナンシャルグループについて、新規株式上場(IPO)を前提に分離・独立させる方針であることを発表しており、こちらも材料視されているもよう。
上がった株【1799】第一建設工業
（2023/05/18：株価前日比+3.43％上昇）
大幅高。17日の大引け後、自己株式を除く発行済み株数の1.02%にあたる2０万株、金額で2億円を上限とした自社株買いの実施を発表した。資本効率の向上、および株主還元の充実を図ることを目的としている。取得期間は5月18日から2024年3月31日まで。これを材料とした買いが入ったもよう。
下がった株【5034】unerry
（2023/05/18：株価前日比-8.69％下落）
大幅に5日続落。同社は12日に23年6月期第3四半期(22年7月-23年3月)決算を発表しているが、以降下落傾向が続いている。営業利益は6600万円(前年同期比45.0%減)で着地。同時に通期同利益についても、従来予想の2億1200万円から2000万円(前期比73.0%減)へと大幅に減額修正している。新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが「5類」に移行されるなどアフターコロナに向けた動きが加速しており、引き続き同社サービスに対する需要の期待から積極的に先行投資をおこなっていくため減益見通しとしたもよう。新たな材料はないものの、これを嫌気する売りが継続しているようだ。
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