本日の日経平均は米国株高を受け大幅続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は1662銘柄、値下がり銘柄数は140銘柄、変わらずは33銘柄となりました。
2023年6月2日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年6月2日の上がった株・下がった株
上がった株【4259】エクサウィザーズ
（2023/06/02：株価前日比+10.48％上昇）
大幅に3日続伸。同社は5月30日に【2327】日鉄ソリューションズとの業務提携に関する基本合意書を締結したことを発表しており、これが好材料となっている。同社が22年5月に発表したAI/DXソフトウェアを内製・運営可能な開発環境「exaBase Studio」の販売・提供や顧客のDX推進のコンサルティングを通じた対応領域の拡大や実行力の強化について、目指す将来や両社事業の拡大に向けた取り組みに関して協議し合意に至ったとしている。また1日大引け後には、導入している信託型ストックオプション(信託SO)について、1日時点で確定した受益者および金額は僅少で、権利行使を行ったものがいないことを発表。このため、現時点で信託SOによる過年度の税負担の見直し等の影響はないとしており、財務への影響懸念が後退する格好となった。
上がった株【5032】ANYCOLOR
（2023/06/02：株価前日比+4.29％上昇）
大幅反発。1日大引け後、東京証券取引所の承認を受け6月8日をもってグロース市場からプライム市場へと上場市場区分が変更となることを発表。同社はVTuber 事務所の大手で、VTuberグループ「にじさんじ」の運営などを行っている。22年6月8日に新規上場しており、丁度1年で市場変更することとなる。今後、東証株価指数(TOPIX)の構成銘柄に組み入れとなるため、機関投資家などの需要を期待する買いが入ったもよう。
下がった株【6696】トラース・オン・プロダクト
（2023/06/02：株価前日比-9.53％下落）
大幅反落。東京証券取引所は2日売買分より信用取引による新規の売付けおよび買付けに係る委託保証金率を50%以上(うち現金20%以上) とする臨時措置を実施。同様に、日本証券金融も同日より貸借取引自己取引分および非清算参加者ごとの清算取次貸借取引自己取引分に係る貸借担保金率を50%(うち現金担保分20%)としている。これにより売買が低調になるとの懸念から売りが出ているもよう。
下がった株【6542】FCホールディングス
（2023/06/02：株価前日比-0.71％下落）
反落。1日大引け後に23年6月期業績の下方修正を発表しており、これを受け軟調な動きとなったもよう。営業利益を従来予想の12億円から10億円(前期比13.4%減)へと減額。海外事業では新型コロナウイルス感染症の影響に加えて、予定していた一部のプロジェクトで実施延期や規模縮小が生じたため計画を大きく下回る見込みとなった。また、増配や6月30日を基準日として1株を1.1株に株式分割することも同時に発表したものの下支えにはならず、売りが優勢の展開となったようだ。
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