本日の日経平均は大幅に3日続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は1,625銘柄、値下がり銘柄数は164銘柄、変わらずは45銘柄となりました。
2023年6月5日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年6月5日の上がった株・下がった株
上がった株【3782】ディー・ディー・エス
（2023/06/05：株価前日比+55.81％上昇）
急反発し一時ストップ高に。2日大引け後、ID管理とSSO機能と多要素認証の一元化を目指したIDaaS(Identity as a Service)に位置づけられる新クラウドサービス「EVECLOUD」に、独自開発した軽量な顔認証エンジンを採用することを発表。開発した顔認証エンジンはディープラーニングを応用した技術を採用した高速判定を実現しており、マスク着用による本人認証も可能。またEVECLOUDのサービス上で多くのユーザーアクセスにも耐えられるようエンジンの軽量化も行っている。今後EVECLOUDは随時機能強化されるとともに、既存の多要素認証基盤であるEVEMA、Themisといったオンプレミス環境の製品群にも搭載していく予定。
上がった株【4192】スパイダープラス
（2023/06/05：株価前日比+6.26％上昇）
6日続伸し年初来高値を更新。2日の午後2時30分、国⼟交通省の運営する新技術情報提供システム「NETIS」に建設DXサービス「SPIDERPLUS」が登録されたことを発表。「NETIS」は2001年から運⽤されている、国⼟交通省が⺠間事業者などにより開発された有⽤な新技術を公共⼯事などに積極的に活⽤・評価し、技術開発を促進していく事を⽬的とした新技術データベースで、登録された技術を公共⼯事に活⽤することで⼯事成績評定への加点対象となる。本登録により「SPIDERPLUS」のさらなる普及や促進が期待できるとしている。
下がった株【9627】アインホールディングス
（2023/06/05：株価前日比-12.91％下落）
急反落し年初来安値を更新。2日大引け後、23年4月期決算を発表。最終利益は92億3400万円(前年比30.2%増)で着地した。一方、同時に発表した24年4月期の同利益予想について、82億5000万円(前期比10.7%減)と減収の見通しとした。コスメ＆ドラッグストア「アインズ＆トルペ」の好立地への継続的な出店や商品力の強化などから売上高は3750億円(前期比4.5%増)と増益を見込むものの、原材料価格や燃料価格の高騰および諸物価の上昇継続に加えやシステム投資や人件費の増加などが利益を押し下げるとしている。
下がった株【7794】イーディーピー
（2023/06/05：株価前日比-1.38％下落）
反落。22年12月6日に経済安全保障強化のため経済産業省が制定した「輸出貿易管理令の一部を改正する政令」が施行されているが、一部を改正するにあたり規制対象として半導体基板としての三酸化二ガリウム(Ga203)とダイヤモンドが追加された。同社では研究用基板や主力製品の種結晶などについて改正後の法令に則した対応など確認をしてきたが、現時点でこれらの取り扱いに関する当局の判断が未到着の状況であることから、23年4月以降は一時的に製品の海外出荷を保留する対応を行っていることを5月31日大引け後に発表した。確認でき次第、製品の海外出荷を再開するとしているが、翌6月1日は大きく値を下げてストップ安比例配分で引けており、引き続きマイナス材料となっているもよう。
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