本日の日経平均は3日ぶり反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1,126銘柄、値下がり銘柄数は621銘柄、変わらずは87銘柄となりました。
2023年7月28日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
2023年7月28日の上がった株・下がった株
上がった株【7360】オンデック
（2023/07/28：株価前日比+4.34％上昇）
急伸。27日大引け後に自己株式を除く発行済株式総数の9.8%にあたる28万株、金額で2億8392万円を上限とする自社株買いの実施を発表。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、資本効率の向上を図ることを目的としている。28日朝、東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-3)で買付けの委託を行う。買付け価格は27日終値の1014円。
上がった株【4205】日本ゼオン
（2023/07/28：株価前日比+4.25％上昇）
大幅に5日続伸。本日午後0時30分に24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。営業利益は61億1400万円(前年同期比43.0%減)と大幅減益着地となった。しかし通期の同利益予想について、従来の240億円から275億円(前期比1.2%増)へと増額修正した。市況回復の動きは依然弱いものの想定為替レートに対して円安で推移したこと、エラストマー素材事業部門において利益重視の販売を実施したことなどが寄与する。また全社でコスト低減に取り組んだことが奏功した。減益予想から一転し増益見通しとなったことが好材料となっているもよう。
下がった株【3793】ドリコム
（2023/07/28：株価前日比-15.63％下落）
大幅続落しストップ安比例配分。27日大引け後、24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。営業利益は800万円(前年同期比99.0%減)と大幅減益で着地。また通期の同利益予想を、従来の20億円から5億円(前期実績22億8100万円)へと大幅に減額修正した。第1四半期にリリースした新規タイトルの売上が想定を下回り新作のモバイルゲームタイトルが想定以上に厳しい状況にあることや、⼀部の既存運⽤タイトルの売上が想定を下回る推移となった。期末配当についても従来予想の5円から未定(前期実績5円)とした。
下がった株【1930】北陸電気工事
（2023/07/28：株価前日比-8.42％下落）
急反落。27日大引け後に24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。売上高は91億6300万円(前年同期比3.3%減)、営業損益は1億5300万円の赤字(前年同期実績3300万円の黒字)に転落となった。大型件名の進捗が伸び悩んだことなどが要因としている。通期については売上高を530億円(前期比18.2%増)、営業利益を33億円(同40.1%増)と増収増益見通しを据え置いているが、減収減益スタートとなったことが売り材料となっているもよう。
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