本日の日経平均は米国株高と円安を受けて大幅反発。東証プライムの値上がり銘柄数は1,525銘柄、値下がり銘柄数は279銘柄、変わらずは31銘柄となりました。
2023年7月31日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年7月31日の上がった株・下がった株
上がった株【2331】綜合警備保障
（2023/07/31：株価前日比+9.46％上昇）
急反発し年初来高値を更新。28日大引け後、24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。営業利益は86億9900万円(前年同期比21.1%増)で着地。セキュリティ事業で増収増益だったほか、綜合管理・防災事業についても建設工事部門の完工高などが堅調に推移した。また同時に、自己株式を除く発行済み株式総数の1.28%にあたる650万株、金額で50億円を上限とした自社株買いも発表。取得期間は8月1日から11月30日の間。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行及び株主還元策の一環を目的としている。
上がった株【2160】ジーエヌアイグループ
（2023/07/31：株価前日比+6.40％上昇）
大幅に3日続伸。本日寄り付き前、連結子会社のCullgen社が固形がんの治療において有望なトロポミオシン受容体キナーゼ(TRK)分解剤であるCG001419の、中国における第1相/2相臨床試験で最初の被験者に投薬したことを発表。CG001419は変異型と野生型の両方のTRKタンパク質を選択的に分解するために開発されたファースト・イン・クラスの高活性低分子化合物。前臨床研究ではNTRK遺伝子融合や野生型TRKタンパク質の過剰発現などさまざまながん原性TRK異常を有する固形がんに対して強い効力を示しており、開発への期待が高まっているもよう。
下がった株【6754】アンリツ
（2023/07/31：株価前日比-8.99％下落）
大幅に続落し年初来安値を更新。28日大引け後、24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。営業損益は5700万円の赤字(前年同期実績30億1700万円の黒字)に転落、最終利益は2億50000万円(前年同期比91.4%減)と大幅減益での着地となった。世界的な5Gスマートフォンの開発投資需要の減少によるモバイル市場の成長鈍化などが響いた。また、これに伴い通信計測事業についても2ケタの減収減益となっている。
下がった株【9143】SGホールディングス
（2023/07/31：株価前日比-5.36％下落）
大幅反落。28日大引け後、24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。営業利益は188億3200万円(前年同期比43.4%減)と大幅減益で着地。同時に通期同利益を1055億円から1000億円(前期比26.1%減)へと減額修正した。世界的な金融引き締めなどを背景とした景気後退懸念や米国での消費者マインドの停滞などの影響により、海上・航空貨物需要の回復が限定的となるなかで想定以上に海上・航空運賃下落の影響を受けていることが主因としている。
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