本日の日経平均は3日続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は1,000銘柄、値下がり銘柄数は740銘柄、変わらずは90銘柄となりました。
2023年8月30日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年8月30日の上がった株・下がった株
上がった株【2884】ヨシムラ・フード・ホールディングス
（2023/08/30：株価前日比+15.15％上昇）
大幅続伸し年初来高値を更新。29日大引け後、北海道茅部郡森町に本社および工場を構え、主に噴火湾沿岸で漁獲されたホタテの加工を行うワイエスフーズの発行済み株式70%を取得し子会社化すると発表。海外で需要が増加する日本産ホタテの調達ルート確保などを目的としている。同社グループのマルキチが持つ調達ルートのオホーツク海は夏～秋が最漁期なのに対し、噴火湾のホタテは冬～春に最も水揚げされる。両社の繁忙、閑散期に応じて相互に生産を補完することで、両社工場の稼働率及び生産性を向上することが可能となる。
【2884】ヨシムラ・フード・ホールディングスの株価チャート
上がった株【3987】エコモット
（2023/08/30：株価前日比+6.89％上昇）
7日続伸、2月10日に付けた年初来高値に面合わせする場面があった。一部メディアにより「経済産業省の2024年度予算の概算要求がわかった」と報じられ、これを材料にGXソリューションの開発などを展開する同社へ買いが入り、株価は連日上昇している。経済産業省は29日、自民党の部会へ令和6年度の概算要求案を示しており、要求総額は2兆4615億円とした。5月にGX(グリーントランスフォーメーション)推進法が成立しており、その対策費として1兆0985億円を盛り込まれている。
【3987】エコモットの株価チャート
上がった株【9914】植松商会
（2023/08/30：株価前日比+4.68％上昇）
大幅続伸。29日大引け後、自己株式を除く発行済み株数の2.18%にあたる5万株、金額で5000万円を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るとともに、将来の機動的な資本政策を可能とすることを目的としている。取得期間は9月1日から12月29日まで。
【9914】植松商会の株価チャート
下がった株【4371】コアコンセプト・テクノロジー
（2023/08/30：株価前日比-10.79％下落）
急反落。29日大引け後、代表取締役社長CEO金子武史氏など既存株主による株式売り出しの実施を発表。売り出し株数は238万6000株としており、需要状況に応じて35万株を上限としたオーバーアロットメントによる売り出しを行う。売り出し価格は9月6日から11日までのいずれかの日に決定する予定。また同時に、本売出しに伴う当社株式需給への影響を緩和する観点から、自己株式を除く発行済み株式総数の2.3%に当たる40万株､金額で10億円を上限とした自社株買いを実施することも発表しているが、需給悪化を懸念した売り先行の展開となったようだ。
【4371】コアコンセプト・テクノロジーの株価チャート
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