バリュー投資入門から具体的手法が学べる!オススメ本8選

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近年の投資ブームで、書店にはずらりと株に関する本が並ぶようになりました。バリュー投資に興味を持った皆さんのなかにも、既に購入した方がいらっしゃるかもしれませんね。

レビューを見て、立ち読みをしてみて、納得の1冊を手にできたらこれ幸い、なのですが、そもそも数が多すぎて何がいいのかさっぱり……とお困りではありませんか?

また、バリュー投資と合わせて必ず目にするといっても過言ではない、ベンジャミン・グレアムやウォーレン・バフェットって何者?と気になったのではないでしょうか。

ここでは、株の入門書を2冊、ベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットのご説明と彼らの関連本を6冊、オススメします。ぜひお気に入りの1冊を見つけてご自身のバリュー投資にご活用ください。

株初心者にオススメ!株取引の入門書2選

『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版』

めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版の画像

ダイヤモンド・ザイ編集部 (著)

まず、株入門書の1冊目として、株雑誌の発行で有名なZAiを発行しているダイヤモンド社の『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版』をオススメします。
この本は、「株とは何か」から始まり、口座の開き方や売買の仕方などがオールカラーで分かりやすく書かれています。イラストも多く、株を始めたことのない人でも、自分にも投資ができるんじゃないか」という期待感が高まりやすい内容です。
「良い株を安く買う」ためにはどこを見て、どう選べばいいのか知りたいという方はぜひ読んでみてください。

『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版』の口コミ

株取引を始めたばかりのド素人です。まず、口座の開き方や売買の仕方のような本当に初心者向けの説明から始まります。その他、この本では小型の余り注目されていない銘柄を推奨しています。そのコツとして、低いPERでよい業績の銘柄の選び方が解説されています。

また、チャートのテクニカルな見方のうち、メジャーなものが紹介されています。巻末にちょっとした用語解説がついています。自分としては特にPERから銘柄を選ぶ考え方が参考になりました。

これを読めば株取引の基本的なことが分かるようになっているし、それ程難しいことは書かれていないので、まさに入門書として相応しい内容と思われます。

引用:Amazonレビュー『「株」入門 改訂第2版』

『たった7日で株とチャートの達人になる』

たった7日で株とチャートの達人になるの画像

ダイヤモンド・ザイ編集部 (著)

こちらも株雑誌ZAiを発行しているダイヤモンド社の本です。さすがに7日間だけではすべてを理解しにくいとは思いますが、株価チャートのつくりやパターン、売りタイミングなどがわかりやすく書かれています。

テクニカル指標やデイトレ、信用取引についても触れられているので、株について幅広く知ることができるでしょう。

また、後述レビューでも触れられている付録には株のお悩みQ&Aもあり、NISAの情報を始め、実際取引をするなかでの悩みを解決してくれる優れモノです。

『たった7日で株とチャートの達人になる』の口コミ

株の知識がない状態から興味本位で、読んでみたのですが・・・

トレンドやチャート(ローソクチャート)の見方、チャートパターンやテクニカル分析、デイトレードや信用取引のルール、

最後に付録として楽天証券さんのマーケットスピードやアイスピードの使用方法が書かれていて、知識が無い状態から初心者に近づくには良い、教科書だと思いました。

また、私自身株はやってはいないのですが、トレダビと言う株の売買を練習できるサイトで仮想売買においては、利益がある程度出るようになりました。

株は危ない(リスクが高い)とは言いますが、この本を読んで、株に対しての見方が少し変わりました。

引用:Amazonレビュー『たった7日で株とチャートの達人になる』

多数のバリュー投資家がオススメ!ベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットとは

ベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットの画像

画像引用:https://360fx.info/bg

バリュー投資に興味を持って調べた方は、まずベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットの名を知ったのではないでしょうか。

どちらも大変著名なバリュー投資家で、関連著作はレビューを見ても人気の高いものばかりです。ここでは、ベンジャミン・グレアムとウォーレン・バフェットについてそれぞれご紹介します。

ベンジャミン・グレアムとは

ベンジャミン・グレアムの画像

アメリカ合衆国の経済学者。「バリュー投資の父」「ウォール・ストリートの最長老」と呼ばれるプロの投資家。

株価推移だけでなく、企業の経営状況を綿密に調査し、将来成長するかどうか見極めてから投資するというスタイルを確立した人物。

ビジネススクールで教鞭を取っていた頃の教え子の1人にウォーレン・バフェットがいて、バフェットの育ての親ともいわれている。

著書:『賢明なる投資家』・『証券分析』

画像引用:https://www.forbes.com/

ウォーレン・バフェットとは

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アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家、慈善活動家。世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。

長期投資が基本スタイル。グレアムを堅固な知的投資の骨組みを確立した人物として信頼し、父親に次いで影響力のある人物であると語っている。

地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っているため、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」とも呼ばれる。

画像引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/ウォーレン・バフェット

バリュー投資のオススメ本その1 ベンジャミン・グレアムの著書『賢明なる投資家』

先程もご紹介しましたが、ベンジャミン・グレアムの最も有名な著作に『賢明なる投資家』があげられます。

バフェットから「過去最高の傑作だ!」と評された本書は、バリュー投資家のみならず多くの投資家に現在も読み親しまれています。

『新 賢明なる投資家 (上・下)』

ベンジャミン・グレアム (著), ジェイソン・ツバイク (著)
増沢 和美 (翻訳), 新美 美葉 (翻訳), 塩野 未佳 (翻訳)

相場が急落すれば抜け目なく株を買い付け、急騰すれば、売却するチャンスなのだ。

(引用元 『新 賢明なる投資家 上』p.356)

 

新 賢明なる投資家上の画像
新 賢明なる投資家下の画像

本書は『賢明なる投資家』に現代に即した注釈を新たに加えたもので、実例やグレアムが実践した投資法についても詳細に書かれています。

読みごたえがあり、文章表現にやや難しいところもあるのですが、読むことで株式市場の本質を理解できるようになると思います。

グレアムが実践した投資法については、バリュー投資とはで本書からの引用と共に触れていますので、ご覧ください。

『新 賢明なる投資家』の口コミ

あのウォーレン・バフェットは、本書に序文を寄せ、投資関連のすべての本の中で最高の1冊だと述べている。
(中略)本書の初版が出てから60年以上が経過し、その間次々と新しい金融商品が現れ、ネット・トレードの登場のような環境の変化もあった。

しかし、マーケットの本質が変わっていない以上、本書の価値が下がったりしない。
例を挙げると、株と債券を基本的に50対50の割合で保有し、弱気相場になったら株の割合を上げ、株が危険な水準まで高くなったら株の割合を減らす(本書上巻167頁以下)という、非常に有名であまりにも単純な教えは、今日でもぴたりと当てはまる。

(中略)

本書が投資本の最高傑作というバフェットの評価は、今日でも当てはまるものだと思う。
何よりもバフェット自身が、自己の評価を変えていない。

引用:Amazonレビュー『新 賢明なる投資家 上』一部省略

 

バリュー投資のオススメ本その2 ベンジャミン・グレアムを師事、バフェット関連本

検索するとバフェットの名がつく関連著作はいくつもあるのですが、その中でも特におすすめするのが『バフェットの銘柄選択術』です。本書ではバフェットの株に対する考え方を分かりやすく学ぶことができます。

また、バフェットが推薦している21冊があるのですが、今回はその中から特に人気の高い1冊を合わせてご紹介します。

『バフェットの銘柄選択術』

メアリー・バフェット (著), デビッド・クラーク (著)
井手 正介 (翻訳), 中熊 靖和 (翻訳)

バフェットの銘柄選択術の画像

本書では、バフェットが重視する優良企業の紹介や、なぜ安値で買うことが大切なのかなどの解説、さらにはバフェット流投資のためのワークシートなどの実践的なものまで含まれた充実の1冊です。

本書を理解することで、「市場の失敗を利用する」バフェットの考え方を知り、自身の投資に生かせるのではないでしょうか。

『バフェットの銘柄選択術』の口コミ

この本は初版が2002年と古いにもかかわらず、バフェット本の中では常に上位にランクされる本です。

多くの読者に支持されている通り、かなり普遍性のある内容となっています。

この本ではまず企業をコモディティ型(他との差別化ができず、競争相手の多い企業)と消費者独占型(競争相手がなく強い市場支配力を持つ企業)とに分け、消費者独占型企業に投資すべきことを説いています。

しかし日本市場で消費者独占型企業としてすぐに思い浮かぶ企業名がありません。現在大きな利益を上げているトヨタ自動車や日立製作所はいずれも多くの競争相手がいる業界内の企業です。仮に一時的に消費者独占型企業が現れたとしても、すぐに新規参入によって独占体制が崩れるのではないでしょうか。

この点は米国市場と日本市場の違いを念頭において読み進む必要があります。

その後は多くの投資指標を挙げながらバフェットの得意とする長期投資の考え方が記されています。

デイトレや短期売買ではなく、長期投資を目指す人には有益な本だと思います。

引用:Amazonレビュー『バフェットの銘柄選択術』

『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識』

ハワード・マークス (著), 貫井 佳子 (翻訳)

投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識の画像

本著は、バフェットが自社の株主総会で配布をしたことでも有名で、バフェットが推薦している本のうちの1冊です。

市場の平均的なリターンを上回るにはどのような考え方が必要か、どのような姿勢で株式市場と向き合うべきかなど「成功する投資」を達成するために必要な、著者の考える投資哲学が記されていています。

『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識』の口コミ

本書の著者の投資についての考え方の基本は「守り」およびバリュー投資です。

(中略)「いかにして落とし穴(大損)を避けるか」というリスク管理の考え方に多くのページを割いて解説しています。本書で印象に残ったのは次の点です。

・オークツリー(著者が経営する会社)の草創期に主なライバルだった機関投資家の多くが、もはや存在していない。それらの多くは組織的な欠陥や損失計上により退場した。(p195,p258。これも著者の方針が正しいことを示す証拠です。)

・並外れた利益の獲得を狙うか、損失を回避するか。二つのアプローチのうち、私は後者のほうが確実だと考える。私の経験から言って、より一貫した形で遂行できるのは損失回避のアプローチである。(p256,p264)

・我々の目標は、相場が良いときには市場と同等のパフォーマンスを、相場が悪いときには市場を上回るパフォーマンスをあげることだ。(p297)

長期的にみれば「攻め」の投資よりも「守り」の投資の方が成功する可能性が高いのかもしれません。

引用:Amazonレビュー『投資で一番大切な20の教え』一部省略

バリュー投資のオススメ本その3 バフェットも意識した成長株投資関連本

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バフェットはグレアムの提唱したバリュー投資法に加えて、企業の成長性を意識しました。

ここでは、今でもよく比較される成長株(グロース株)と割安株(バリュー株)両方の視点から書かれた本を2冊ご紹介します。どちらも多くの投資家に愛読されている人気の高い本です。

『オニールの成長株発掘法』

ウィリアム・J・オニール (著), スペンサー倫亜 (翻訳)

オニールの成長株発掘法の画像

明確なルールを持ってない初心者に優しく、銘柄選択、買い時、売り時、損切ラインをある程度決めて紹介されている本です。

また、オニールが独自に開発した「CAN-SLIM」で大化けしそうな成長銘柄を見分ける方法や、暴落から身を守る方法なども書かれていますので、投資のバイブルになりえる1冊です。

『オニールの成長株発掘法』の口コミ

日本のテクニカル分析を重視する投資家は華麗な売買を繰り返して利益をあげていくようなスタイルを一概には言えませんが好みがちだといいます。一方でアメリカはトレンドフォローが正統派のテクニカルであると考える人が多いようです。(中略)

CAN-SLIMという投資法が紹介されていますが、簡単に言えばファンダメンタルや市場動向を総合的に勘案して仕掛ける順張りです。株式投資における順張りの教科書です。(中略)

株式投資をする際に、そもそもウィリアム・オニールの手法を取り入れるか否かは別にして彼の存在と哲学を知らないのは必修科目を落としているか大事な単位をとっていないようなものです。

引用:Amazonレビュー『オニールの成長株発掘法』一部省略

『ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け 』

ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著)
三原 淳雄 (翻訳), 土屋 安衛 (翻訳)

ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜けの画像

本書は株の判断に役立つ数字の解説や株の分類による株動向のとらえ方、情報収集のポイント、ポートフォリオ、売買のタイミングなど、投資の基本から実践的な内容などが書かれています。

当たり前のことを当たり前に行うことの大切さ、誰にでも明らかなことを利用するのが投資成功の秘訣と教えてくれる本です。

『ピーターリンチの株で勝つ』の口コミ

本書は長期投資の観点から投資手法を解説しています。またバリュー・グロースの投資タイプで言うと、どちらにも当てはまるのではないかと思います。(中略)

投資解説書でよく引き合いに出される次のような例え話が本書を出典としていることも知りました。(中略)

・下落している株を底値で拾おうというのは落ちてくるナイフを素手でつかむようなものである。ナイフが地面に突き刺さった後にしっかり止まってからつかむのが正しい。

私が本書で一番印象に残ったのが、各企業を低成長株、優良株、急成長株、市況関連株、業績回復株、資産株の六つに分類分けしてそれぞれの分類ごとに投資方法を変えている点です。

市場には非常に多くの企業が上場しています。その企業の株価はそれぞれの企業の特性に応じた値動きをします。自分が投資する企業の分類に対応した投資戦略を練るのが大切です。また自分の最も成功する可能性のある分類の企業に絞って投資するという方法も考えられると思います。

引用:Amazonレビュー『ピーターリンチの株で勝つ』一部省略

バリュー投資のオススメ本その4 バフェットが実践!ファンダメンタル分析関連本

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バフェットが実践した投資法はファンダメンタル投資と呼ばれます。では、ファンダメンタルとはどのような考え方なのでしょうか。

『ファンダメンタル投資の教科書』では、ファンダメンタル分析の基礎となる決算書や四季報の見方について書かれています。バリュー投資家にとって知っておくと役立つ情報の一部をご紹介します。

『ファンダメンタル投資の教科書』

足立 武志 (著)

ファンダメンタル投資の教科書の画像

どん底からの「復活株」、業績好調の「成長株」、「割安株」の探し方から、粉飾、倒産銘柄の回避法までがこの1冊でわかります。

【本書で分かる お役立ち情報】

  • 銘柄探しは業績面から行い、売買タイミングはチャートから行う
  • 好業績銘柄でも上昇トレンドでしか買わない

『ファンダメンタル投資の教科書』の口コミ

決算書や四季報などから業績面などのファンダメンタルから銘柄を探す際に、公認会計士である著者が見るべきポイントや指標などの基礎知識を紹介した本。

PER、PBR、ROEなどの指標の計算式や基準値など基本的なことから、PBRが低くてもPERが高くROEが低いなら割安とは言えないなど、各指標の関係性から値を見ることで1つの指標だけを鵜呑みにしてはダメだということが分かる。

貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書が示すものや四季報のどこの数値と対応しているか分かる。(中略)

繰延税金資産など会計の知識がないと難しい部分もあるが、決算書や四季報からチェックする部分が分かった。

PERってなんだ?という人には役立つ情報が満載だと思う。

引用:Amazonレビュー『ファンダメンタル投資の教科書』一部省略

まとめ

バリュー投資入門から具体的手法が学べる!オススメ本8選、いかがでしたか?いずれも多くの投資家に支持され続けているロングセラーの書籍ばかりです。

以下に作品名・著者名をそれぞれまとめました。

  1. 『めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版』
    ダイヤモンド・ザイ編集部
  2. 『たった7日で株とチャートの達人になる』
    ダイヤモンド・ザイ編集部
  3. 『新 賢明なる投資家 (上・下)』
    ベンジャミン・グレアム (著), ジェイソン・ツバイク (著)
    増沢 和美 (翻訳), 新美 美葉 (翻訳), 塩野 未佳 (翻訳)
  4. 『バフェットの銘柄選択術』
    メアリー・バフェット (著), デビッド・クラーク (著)
    井手 正介 (翻訳), 中熊 靖和 (翻訳)
  5. 『投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識』
    ハワード・マークス (著), 貫井 佳子 (翻訳)
  6. 『オニールの成長株発掘法』
    ウィリアム・J・オニール (著), スペンサー倫亜 (翻訳)
  7. 『ピーター・リンチの株で勝つ―アマの知恵でプロを出し抜け 』
    ピーター リンチ (著), ジョン ロスチャイルド (著),
    三原 淳雄 (翻訳), 土屋 安衛 (翻訳)
  8. 『ファンダメンタル投資の教科書』
    足立 武志 (著)

これらをご参考に、ぜひお気に入りの1冊を見つけてご自身のバリュー投資にご活用ください。