本日の日経平均は円安を受けて3日続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は1166銘柄、値下がり銘柄数は620銘柄、変わらずは48銘柄となりました。
2023年5月15日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年5月15日の上がった株・下がった株
上がった株【2107】東洋精糖
（2023/05/15：株価前日比+16.37％上昇）
大幅続伸し年初来高値を更新。11日の大引け後、今期の年間配当予想について普通配当の35円を継続することに加えて、同社が第100期を迎えることに伴う記念配当15円と受取配当金の計上見込みに伴う特別配当50円(計65円)を、年間では100円の実施予定と発表し好材料となっている。また同時に24年3月期の業績予想を発表しており、最終利益は前期比2.2倍の10億3000万円の見通しとしている。
上がった株【7014】名村造船所
（2023/05/15：株価前日比+5.92％上昇）
大幅続伸し高値面合わせとなった。11日の大引け後に23年3月期決算を発表。営業利益は95億9500万円の黒字(前年実績95億3200万円の赤字)へと転換して着地。連結子会社である函館どつくにおける操業量の増加と円安の進行による増収や、グループ一丸で取り組んでいる原価削減活動の成果と円安の効果が寄与した。また併せて、従来未定としていた23年3月期(前期)の期末一括配当を5円で実施することも発表。3期ぶりの復配となり、これが好感されている。
下がった株【2762】SANKO MARKETING FOODS
（2023/05/15：株価前日比-11.31％下落）
急反落。15日大引け後、23年6月期第3四半期(22年7月-23年3月)決算を発表。最終損益は5億4500万円の赤字(前年同期実績1億7900万円の赤字)に赤字幅が拡大して着地。また通期の同損益について、従来予想の1000万円の黒字から6億8000万円の赤字(前期実績4億3900万円の赤字)へと修正、黒字から一転して赤字見通しとした。原材料価格やエネルギー価格の高騰、飲食事業の業績回復に伴いアフターコロナの新生活様式に適応した店舗構成とするための更なる閉店費用、水産6次産業化を推進させることに要した追加の投資費用、新規事業のうち選択と集中の観点から事業を整理・縮小したことなどを要因としている。
下がった株【7733】オリンパス
（2023/05/15：株価前日比-6.77％下落）
大幅反落し年初来安値を更新。12日の大引け後に23年3月期決算を発表。営業利益は1866億0900万円(前年比27.7%増)と、従来予想の1980億円を下振れて着地した。また同時に発表した24年3月期の同業績予想を1630億円(前期比12.7%減)と減益見通しとした。内視鏡事業や治療機器事業で売上成長を見込んでいるものの、固定資産売却益約164億円の影響が次期はなくなることや、品質保証・法規制対応などにおける事業運営基盤強化に係る費用の増加が利益を押し下げる見通し。
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