本日の日経平均は米国株高を受けて4日続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は995銘柄、値下がり銘柄数は767銘柄、変わらずは72銘柄となりました。
2023年5月16日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年5月16日の上がった株・下がった株
上がった株【2767】円谷フィールズホールディングス
（2023/05/16：株価前日比+20.00％上昇）
大幅続伸。15日の大引け後に23年3月期決算を発表。営業利益は前年比3.2倍の109億5000万円で着地。あわせて発表した24年3月期の同利益予想についても120億円(前期比9.6%増)と引き続き増益見込みとした。コンテンツ＆デジタル事業において、中国で圧倒的な集客力を誇る上海海昌海洋公園内のウルトラマンエリアに続き23年5月に大連の海昌発現王国内にもウルトラマンエリアがオープン、更に複数のテーマパークでの開設が予定されている。また、このウルトラマン人気を背景にトレーディングカードは引き続き成長を見込む。遊技機関連でも、年間パチンコ7機種・パチスロ9機種、合計26万台の今期販売も計画している。
上がった株【7550】ゼンショーホールディングス
（2023/05/16：株価前日比+4.48％上昇）
4日続伸となり上場来高値を更新。12日の大引け後に23年3月期決算を発表。営業利益は217億3400万円(前年比2.4倍)で着地。あわせて発表した24年3月期の同利益予想については400億90000万円(前期比84.5%増)と大幅増益を見込む。連続で過去最高益を更新する見通し。また、年間配当についても前期比16円増の40円に大幅増配する計画としている。
下がった株【3916】デジタル・インフォメーション・テクノロジー
（2023/05/16：株価前日比-14.60％下落）
急反落し年初来安値を更新。15日の大引け後、23年6月期第3四半期累計(22年7月-23年3月)決算を発表。営業利益は15億3600万円(前年同期比4.5%減)で着地。あわせて通期の同利益予想を従来の22億5000万円から19億円(前期比5.2%減)へと減額修正した。ビジネスソリューション事業の業務システム開発分野において発生した不採算案件への対応に伴い、営業利益・経常利益・最終利益が当初予想を下回る見込みとなったことが要因としている。
下がった株【6178】日本郵政
（2023/05/16：株価前日比-6.89％下落）
大幅反落。15日の大引け後に23年3月期決算を発表。最終利益は4310億6600万円(前年比14.1%減)と減益だったものの、従来予想である4000億円を上回って着地した。しかし併せて発表した24年3月期の同利益予想は前期比44.3%減の2400億円見通しとした。デジタル化の進展などによる郵便物数の減少が継続するほか、物価上昇などの影響や経年劣化対応、成長に向けた投資などにより費用が増加することなどが要因としている。また、発行済み株式総数の10.0％にあたる3億4600万株、金額で3000億円を上限とした自社株買いの発表もしているが、株価の下支えにはならなかった。
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