本日の日経平均は小幅に続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は1,315銘柄、値下がり銘柄数は474銘柄、変わらずは46銘柄となりました。
2023年8月7日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年8月7日の上がった株・下がった株
上がった株【4477】BASE
（2023/08/07：株価前日比+16.49％上昇）
続伸し年初来高値を更新。3日大引け後に23年12月期第2四半期累計(1-6月)決算を発表しており、引き続き好材料となっている。売上高は53億6000万円(前年同期比11.5%増)、営業損益は2億8700万円の赤字(前年同期実績8億6900万円の赤字)と赤字幅を縮小して着地。BASE事業については月額有料プランの効果や事業環境の回復、PAY.JP事業については既存および新規の大型加盟店がけん引し、ともに流通総額が増加した。また、販管費の抑制も寄与した。
上がった株【6027】弁護士ドットコム
（2023/08/07：株価前日比+6.23％上昇）
3日続伸し年初来高値を更新。4日大引け後、弁護士が法律書籍・雑誌を閲覧できるサブスクリプション型リーガルリサーチサービス「弁護士ドットコムLIBRARY」に参画出版社として新たに東京大学出版会が加わり、参照可能な出版社数が30社を突破したことを発表。また、掲載書籍数は1700冊、ダウンロード可能書式数は1700点を突破。膨大な紙の法律書籍の中から情報を探す手間が省けるので、事件処理の方針検討や書面作成などの弁護士実務を効率化する事ができるとしている。コンテンツの拡充に合わせ、最適なコンテンツへのアプローチを可能とすべく新たに「書籍の分野別ランキング」もスタートしている。
下がった株【9684】スクウェア・エニックス・ホールディングス
（2023/08/07：株価前日比-12.65％下落）
大幅に4日続落。4日大引け後に24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。売上高は856億6900万円(前年同期比14.4%)と増収となったが、営業利益は30億9700万円(同78.5%減)と大幅減益となった。通期計画に対する進捗率については約6%にとどまっている。デジタルエンタテインメント事業において、「FINAL FANTASY XVI」の発売で増収となったものの開発費償却負担が大きく利益を圧迫した。
下がった株【1801】大成建設
（2023/08/07：株価前日比-8.71％下落）
急落。本日午後2時に24年3月期第1四半期(4-6月)決算を発表。営業利益は80億4000万円の赤字(前年同期実績60億8000万円の黒字)に転落した。売上高についても3289億1400万円(前年同期比0.2%減)と小幅減収着地となった。土木事業が増加したものの開発事業が減少したことや建築事業の損失計上および開発事業の減収、販管費の増加などが響いた。また同様に本日決算を発表した【1802】大林組も不採算工事に伴う工事粗利益率の悪化や人件費など販管費の増加で営業利益は前年同期比50.6%減で着地している。これを受けゼネコン株が軟調な展開となり、9日に決算発表予定の【1812】鹿島などもツレ安となっている。
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