本日の日経平均は続伸。東証プライムの値上がり銘柄数は1,329銘柄、値下がり銘柄数は443銘柄、変わらずは62銘柄となりました。
2023年8月22日に上がった株・下がった株をピックアップして本日の相場を振り返ります。
目次
2023年8月22日の上がった株・下がった株
上がった株【7128】フルサト・マルカホールディングス
（2023/08/22：株価前日比+9.66％上昇）
大幅に続伸。21日大引け後、自己株式を除く発行済み株数の6.3%にあたる160万株、金額で40億円を上限とする自社株買いの実施を発表。株主還元の強化や従業員向けのインセンティブ制度の導入、戦略的なM＆A・資本提携の一部として活用することを目的としている。取得期間は8月22日から来年8月21日まで。取得方法については市場買い付けと東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)による買い付けとしている。本日、自己株式立会外買付取引による買い付けを実施、113万3500株を取得した。
上がった株【9501】東京電力ホールディングス
（2023/08/22：株価前日比+0.69％上昇）
続伸。20日に岸田首相は福島第一原子力発電所を訪れ、原発にたまる処理水の海洋放出に向けた体制を視察した。そして本日午前に開かれた関係閣僚会議で、岸田総理は国内外で一定の理解が進んでいるとして、24日にも海への放出を始めることを発表。安全性の確保や風評対策の状況を確認する場を設け、漁業者に寄り添った対応を徹底していくことも明かしている。これらを受け進展を期待する買いが入っており前日には年初来高値を更新、本日も買いが継続している。
下がった株【3306】日本製麻
（2023/08/22：株価前日比-9.17％下落）
急反落。21日大引け後、代表取締役社長であった宮森宏和氏の解職を発表した。取締役会における不合理な議事運営や経費申請時の諸問題などにより代表取締役副社長であった山村貴伸氏の業務執行に混乱をきたすなど、会社の意思決定に支障が出ていたため宮森氏を代表取締役社長から解職し、山村氏を代表取締役社長に選定。責任の所在の明確化および迅速な意思決定を図る体制を構築するとしている。就任からわずか4カ月での突然の社長交代に、経営が混乱していると不安視する売りが優勢となったもよう。
下がった株【9039】サカイ引越センター
（2023/08/22：株価前日比-8.87％下落）
大幅に5日続落。21日大引け後に株式の売出し実施を発表。売出し人と売出株式数については、筆頭株主の株式会社アーイが39万6000株､みずほ信託銀行が20万株､田島哲康氏が10万株で合計69万6000株となる。またオーバーアロットメントによる10万4000株を上限とする売出しも発表。売出価格は8月29日から8月31日までの間に決定する予定。短期的な需給悪化を警戒した売りが優勢となった。また、9月30日を基準日とする1対2の株式分割も明らかにした。
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